同じ罪状、違う反応

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「アレとかソレとか…一体何なんですか?」 恐る恐る、ヨコダが口を挟んだ。 ちらっ、とミコトがヨコダを見やる。 口元には薄い笑みを浮かべながら。 「さあね…そこの巨人に説明して貰えば? あ、あたしは説明いーから」 そう言うと、興味無さげにどこかへ歩いて行ってしまう。 「お、おい、待てよミコト。どこいくんだ?」 その後をヨシミツが追う。 二人が居なくなり、この場に居るのはカトウとシホ、ヨコダとフーギーシードの四人になった。 (あーあ…まあいいか、ヨシミツに説明しても、なんか荒れそうだし。しかし珍しいな、ここを知ってる人なんて滅多に居ないのに) フーギーシードはそうひとりごちた。 (ああ…成る程ね。でも、意外)
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