恵ーメグミー

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    『いやだー痛いよッいやーー!!!』   『うぜぇコイツまた泣きやがった』 『死ねようぜぇ』 『うるせぇ!!』   ドスッ   『ぅぐッ…うえぇェ…ゲホッ…ごほっ』   『うわぁ…吐きやがった気持ち悪…』 『砂場汚してんじゃねえよ』 『っはは。ざまぁみろ』           『ひ…ッく…う…ェ……ッ…』     『泣くのがうぜぇって言ってんだろ』         『辞めてあげなよ大人気ない』   男子三人が後ろを振り返ると そこには愛が立っていた   『なんだよお前』 一人が言葉を発する。   『辞めてあげなよって言ったの。 何なの?三人掛かりで一人苛めて。』   愛の目は怖い程に冷たい。   『何だと!!お前も遣られたいのかよ!』 『……!!!待て!コイツもしかして… あの、あそこの家の…』 『じゃあやべぇ!!逃げようぜ』 『…お…覚えてろよ!』   一人が話し出した噂を聞いた三人は 一目散に逃げていった。             『大丈夫…?』   『あ…ありがとう…』   『名前は?』   『恵ーメグミー ……あなた…は?』   『……………………愛』   『愛ちゃん…だね、よろしくね!』   『…うん。』       此が恵との初対面だった…
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