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笑った…
笑った!
笑った!?
決していやらしくニヤリと笑ったのではなく、ゆっくりと微笑んだ…
そしてこう言った…
『君ももうすぐできるさ…。
君の、君が築いていく家庭が…
楽しみに待っているといい…』
そう言い残すと(少なくとも私には聞こえた)鹿の家族は去っていった…。
私は不思議な体験をしたのにも関わらず、内心とても穏やかだった…。
「行こう!」
雅史は私に手を差し伸べる…
「うん!」
私は手を取り、木葉の道を進んで行った…
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