*月影の神々

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*一級神かるちぇら―― 病床に伏せ神将の地位からは退いてはいるもの、戦場を牛耳る技術では、その名を轟かし、他国を震え上がらせる。 TRPGという特殊な戦略を組み立てる術を持つ。 通常、戦略の達人と言えども机上では運や予想外の出来事には応対しにくい。 しかし、彼のTRPGでは、魔力を込めた多面体のダイスを複数用いる等、特殊な手法を用いイレギュラーな状況にも対応出来るようになっている。 また、病に倒れる前は圧倒的な火力で敵を滅する荒神としても知られていた。 主要武器は『クリスナーガ』 隕鉄…ダマスカス鋼と呼んだ方が馴染みやすいだろうか。 このクリスナーガという武器、刃渡り二尺程の短刀だが、その刀身は空よりも空から飛んで来たニッケル鋼と呼ばれる通称ダマスカス鋼で出来ている。 世界一の切れ味と美しさを兼ね備えている短刀としても有名である。また、ダマスカス鋼の魅力は二つとないその波紋にある。 かるちぇらの扱うクリスナーガは、刀身の中心から美しい十字を描いたような波紋を持っており、斬られる者は、創造神の元へと帰還する幻想を抱くという。 また、彼が覚醒すると、病に伏せている事を忘れ 「全砲門開け!主砲、一斉発射!」 と叫び、ガトリングボウから無数の攻撃を繰り出す。 この時は、仲間すらも巻き添えを恐れ彼の近くを離れるという。
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