*月影の神々

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*神将wa-ta-- 仁に過ぐれば弱くなる。 義に過ぐれば固くなる。 礼に過ぐれば諂(へつらい)となる。 智に過ぐれば嘘を吐く。 信に過ぐれば損をする。 彼の内に秘めた思いは上記の言葉で表す事が出来るだろう。 優しくありたいと願うが故に、独を愛する存在でもある。 裏では汚い仕事も引き受け、他人が決断しにくい事も率先してこなす月影の縁の下を支える神将である。 しかし、表向きは無口で笑顔を絶やさず、優しさを絵に書いたような神である。 その優しさが向けられるのは、民や神々だけに留まらず、動物や自然にも向けられる。 自然を大事にしたい。その思いからか、愛剣は【霊刀カジキマグロ】。 ミリオンスターというきつめの煙草を口にくわえ、カジキマグロを振り回す姿から、彼を【鮪将軍】と呼ぶ者も少なく無い。
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