3章

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「それに、佳祐くんは学級委員だろ。そして公平くんは図書係に立候補したよね。」 「うん。」 「公平くんが立候補してから他の子達も立候補し始めなかった?」 「そういえばそうだった。」 それを聞いて満足したように家庭教師は言う。 「その行動を見て、桂さんと長岡さんは佳祐くんと公平くんにリーダーシップがあると判断したんだ。」 「フーン。」 そして少し躊躇いながら佳祐は、訊いた。 「茨木先生。リーダーシップって何?」
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