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昭和58年12月夜
いつ雪が降ってもおかしくないほどの肌寒さの中でここ雛見沢分校だけは熱気に包まれていた。
圭一「さあ! ついにやってまいりました! 雛見沢クイズ大会決勝戦! 果たして勝利の栄冠は誰が勝ち取るのか!? それでは選手の紹介です!」
圭一がそう言うと既に用意されていた席に座っている三人の内の一人である魅音がスポットライトで照らし出される。
圭一「まずは雛見沢御三家筆頭の園崎家次期頭首園崎魅音選手! ここまで圧倒的な強さで勝ち上がってきています! では魅音選手! なにか一言!」
魅音「みんな~!優勝はこの私がいただくからね!」
村人一同「「うおおぉぉぉぉおおお!!!」」
魅音のその言葉と共に割れんばかりの歓声が響き渡る。
詩音「お姉!負けたら承知しませんからね!」
圭一「続いては雛見沢御三家古手家頭首であり村人から慕われている古手梨花選手! ここまで少女とは思えないほどの知識量で見事決勝まで勝ち上がってきました! では古手選手!何か一言を! 」
「優勝はボクがいただくのですよ! にぱ~☆」
村人一同「うおおぉぉぉぉおおお!!!」
村人「梨花ちゃま頑張れ~!」
村人「梨花ちゃま~!」
圭一「そして最後の一人は東京からはるばるこのクイズ大会のためにやってきた
赤坂衛選手! 気合いは十分です! 」
村人一同「………………………………」
村人「誰じゃあれは?」
村人「知らんわい」
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