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?「……君が……今巷で噂される"銀の夜叉"なのかな?……」
空が歩きを止めてからようやく緊張の糸が切れたように肩の力を抜いて視線を空に向けたまま
土方「…あぁ…そうだろうよ…総司…このやり方とあの容姿…合ってるじゃねぇか…」
沖田「そうみたいですね。…"闇夜に輝く銀色の長髪を靡かせながら夜叉のように切り刻む"…銀の夜叉……………。」
今、京の街で巷に噂される辻斬り銀の夜叉
空「……………………」
自分がそんな風に呼ばれてるのをしらないのかキョトンとした顔で二人を見つめ
抜刀していた刀を鞘に収めながら眉間にシワを寄せながら溜め息をつき喋らない相手に
土方「まぁいい。否定しようが……怪しい奴は見過ごせねぇ。一緒に付いてきて貰おうか」
沖田「あんまり抵抗しないほうがいいよ。うっかり殺しちゃいますからね」
楽しそうに笑いながら相手に釘をさし逃げられないように空の手首を強く掴み歩いていく
空「……………」
二人に言われるままに冷たく寒い夜の京を二人の男に連行されて行く中ボーっと闇夜に浮かぶ月を見ていた。
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