プロローグ

2/7
前へ
/844ページ
次へ
 お決まりの始まり方でもしようかな。 春。桜が舞い踊り、気持ちもそれにつられて自然に踊りだす。 早い話が、新しいスタートにウキウキってわけ。 でも僕はそんなにウキウキしていない。 大学生になった僕は、一つの夢があった。 それは、素敵な一人暮らしをすること。 親の元を離れ、綺麗なアパートで自分だけの自由気ままな生活を…そして、楽しい大学ライフを送ることが… 僕の「前」までの夢だった。 けど、現実は違うんだ。 違うのは「綺麗なアパート」って部分。 今、僕が住んでいるのは、おじいちゃんが管理をしていたアパート。 凄い…ボロい。 そして僕はそこの 管理人である………。 話は3週間前位になるかな…。
/844ページ

最初のコメントを投稿しよう!

553人が本棚に入れています
本棚に追加