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どれ位寝たのか?
気が付いて、トイレへ向かうと丁度客室乗務員に出くわした。
客室乗務員
「お目覚めですか?お食事は、ポークとチキンどちらにします?」
正直、響子は食欲が全く無かったので、機内食は断り再びシャンパンを頼んだ。
トイレから戻ると、響子の席にはシャンパンが用意されていたので、シャンパンを口にしながら、PCを開いた。
先程送ったメールの返事が、来ている。
響子
(やっぱり…)
響子は、溜め息を吐くとPCを閉じてシャンパンを飲んだ。
響子
(厄介な事にならないと、いいけど…)
響子は暫く考えた後で、再びPCを開き、カチャカチャと打ち始めた。
響子
(兎に角、ミラノから直ぐ離れた方が良さそうね)
(飛行機は止めて、列車で…)
響子はPC画面を見ながら考え、ミラノ発の列車を探した。
響子
(うん、これで良しと…ミラノのホテルは後でキャンセルして、キャンセル料を振り込めばOK…と…)
列車の確認をすると、もう一度メールを送ってから、PCを閉じた。
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