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「今月のNo.1は、里緒(りお)ちゃんです。」
ママが話すと、女の子達がパチパチと拍手をする。
「里緒ちゃんは、同伴○○回・指名○○回・売り上げ…」
ママの話は、続いていたが…正直、皆早く帰りたかった。
里緒も、例外では無く…早く帰って眠りたかった。
それに、里緒はNo.1を長らくキープしているので、この様な発表には飽きていた。
恐らく、他の女の子達も同じ気持ちだろう。
だが、月末の終礼でNo.1~No.3迄を発表し、賞与を贈呈するのが、この店の倣わしだった。
全てが終わり、里緒がマンションの部屋に着いた頃には、空が明るくなり始めており、里緒は疲れきった身体をベッドに投げ出し、眠りに就いた。
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