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工場長「それより‥もう通ってはみんかいなぁ‥
学校‥」
いつもは偉そうにふんぞり返っている工場長なんだけど‥
この手の話になるといつもこうなるんだ。
私は‥
翼「またその話?
いーの、いーのっ
私は学校通わないから‥」
工場長「それは、過去を引きずってんじゃろう?
わしは‥もういいんじゃないかと思うんじゃ。
そんなに過去にしがみつかなくても‥とな」
っ!
‥工場長は、いつも私に切ない言葉をくれる。
翼「そ、んなことないッ!!!」
私がそう大きな声で言うと、
もう作業を始めていたみんなが私の声に驚き、チラチラと心配そうに視線を向けてくる。
私はそれに気づき、落ち着きを取り戻す。
翼「そ、それに、あの学校、不良多いって聞くよ?
私怖くていけないっつーの」
私が通うはずだった
誠心高等学校は、名前に似ず
不良が多いと聞く。
まぁ、本当はそんなの奴ら全然怖くないんだけどねー。
工場長「そんなの翼にとっちゃぁ屁でもないじゃろ。」
あ、ばれてた?
だって私、空手、合気道、少林寺、柔道、
全部できるし、
不良とかそーゆーの全然怖くない。
工場長は私のこと何でも知ってるからね、笑
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