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兎に角、俺は家じゃ肩身の狭い思いをしている。
家族の中じゃ俺が一番地位が低いらしい。
両親は妹の味方なので援軍は皆無。戦地に孤立状態。
世知辛い世の中だ。平和な時代は何時訪れるのやら……。
天海「はぁ?何言ってんだ?千冬ちゃんがそんな娘な訳ないだろ。学園のプリンセスだぜ?文武両道それにあの可愛いさときたらもう……犯罪だ」
おうアイツは確かに犯罪者だ。俺のやわな身体と純粋な心を完膚なきまでにボロボロにしてくれた罪でな。告訴したいところだが後が怖いので思うだけにする。
ああ僕の救世主は今何処に居るんだろう。
キリスト様お助け下さい、南無阿弥陀仏。
天海「キリスト教か仏教どっちかにしろよ」
ついでにこの馬鹿にも天罰を。
天海「なんで俺に罰が下るんだ?馬鹿はお前も一緒だろうが」
断崖絶壁で裸踊りを踊ってるような危ない奴の成績と一緒にされるとは心外だ。
天海「それは成績云々以前に危ないな、人として」
だろう?だから一友人として入院する事をお勧めするよ。精神病院に。
天海「お前は俺を一体どういう目で見てるんだ?」
そんな事、俺の口からはとてもじゃないが言えない。可哀相な奴だと思うだけにしとく。
天海「遠回しに言ってんじゃねぇか!って言うかその目止めろ。哀れみの眼で見るな!」
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