[ 砂の記憶 ]

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[ 砂の記憶 ]

砂の粒 たくさんすくっても たくさん落ちていく 最後に残ったのが 君だった たくさん恋をして たくさん別れを告げた けど最後まで君だけが 手から落ちてくれなかった 僕はとっくの昔に 君の中から落ちたのに 誰か できるなら 僕のすべてを 砂とか塵にしてしまって 星なんかじゃなくていいから それで 僕のかけらを 一生のうち一度だけでも 君が見つけられたら
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