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『しぃ~コレは~?』
『しぃ~なにこれ~?』
ひろは何でも聞いてくる。
そして仕事の飲み込みも
早い。
『何あれ?またイケメンが栞の周りにいるし』
『何なのアイツ。』
あぁ…
明日は、どんなゴミが…?
『はぁ…』
そんな私の小さなため息は
聴こえるはずもなく…
『しぃっ!!できたっ!!!』
そして…
私が反感を買うひろの行動。
ムギュっ
『ありがとー★』
そう。
ひろは、事あるごとに
抱き着いてくるのだ。
これはひろなりの
スキンシップ。
大学時代から変わらなかった。
だけど…
『何なのっ!!アイツっ!!』
先輩の反感を買うには
充分すぎる行動だった。
『ひろっ!!離してっ!!』
私はひろの耳元で囁く。
『なんで~?』
『みんな見てるよっ!!』
『えっ~?』
『ひろっ!!しぃが苦しがってるよっ!!』
『ゆのっ!!!』
ひろは私からするりと離れ、
ゆのの所に行った。
2人は、話している。
しかし先輩の目は…
私に向いていた。
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