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『うわ~っ!!ひろーいっ!!』
うちの会社の屋上は、
芝生になっていて
ちょっとした公園みたいに
なっている。
『しぃっ!!食べよっ^^』
『うんっ!!』
久しぶりに一人じゃなくて
友達と弁当を食べる。
それだけで私は嬉しかった。
『お~!!
俺も一緒に食べていいか?』
『ゆのっ!!』
ゆのが来た。
『ひろは、手作り弁当か?』
『うんっ!!』
『ひろにしては…』
『そーなのっ!!今日は、弟が作ってくれてっ』
『ひろにしては、なんか質素だなって思ったよ^^』
『僕は、
もっと料理上手だもん★』
…ひろは
一人で弟達を支えている。
ひろの母は、他界し
父は行方不明。
ひろは大学を中退し、
アルバイトなどで稼いでいた。
『弟達は、元気か?』
『うん^^相変わらずねっ!!』
『よかったw』
こんなたわいのない会話も
私には嬉しかった。
『なんか…大学時代に戻ったみたいだね^^』
『うん。』
『そーだなっ』
こんな楽しい昼食時間は
あっと言うまに過ぎ、
午後の仕事に。
ひろは仕事をもう
こなしていた。
相変わらずの抱き着き癖は
直らないけど。
そんなこんなで
今日の仕事は終わった。
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