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『と…父さん』
『どーした?紫矛?』
『いや…』
私の足は震え出す。
『今日は、栞もいたのか。』
アイツの顔が私を見て
ニヤける。
『…っ…』
『今日の…夕飯はなんだ?』
アイツが
私に近づいてくる。
『父さん。これ以上、栞に近づかないでください。』
『おいおい。父さんにそんな言い方はないだろ。』
紫矛が私とアイツの間に
立ってくれた。
私の足の震えは、
止まらない。
『栞。部屋に行きましょう。』
『…うん…』
私の肩を抱えながら
紫矛と部屋に向かった。
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