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『っ…やだっ…』
『こんなことお母さんには、言えないよね?』
アイツの手がスカートの下に
伸びてくる。
『今日も楽しませてね?』
アイツのニヤついた顔が
私に近づく。
ーいやっ!!!
ジリリリリ
『ハァ…ハァ…』
また目覚めの悪い朝。
『汗、びっしょりだ…』
私は軽くシャワーを浴び、
会社へ向かう支度をする。
いつもと変わらぬ道。
空。
私の思いとは裏腹に
日常は繰り返される。
ーこんな世界。
消えちゃえばいいのに。
またあの日々が始まる。
私は重い足取りで
会社へ向かった。
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