第3話

2/9

109人が本棚に入れています
本棚に追加
/117ページ
翌日、 僕は重たい体を起こし 窓の外を見る。 空は嫉妬するくらい 綺麗な青空だった、、、 空を見てたら 昨日の事がまた 頭に浮かんできて 思い出したら また泣いちゃう そう思って僕は そのままもう一度 布団を頭までスッポリ 被って寝る事にした。 あれからどれくらい 寝たんだろう、、、 そう思って近くに 置いていた携帯に 手を伸ばした。 パカッと開けば 画面の下には 着信履歴が1件だけ 残っていて 誰からだろうと その着信履歴を押すと その相手は池田だった 「どうしよう、、、」 僕はいま、 池田に折り返し電話を しようか、それとも このままほっとこうか 悩んでいた。 「あー、もう!!! なんでこんな事で 悩まなきゃ いけないんだよッッ!!」 昔は平気だったのに 結成した時は こんな感情なかったし 池田とは普通に 遊んだり飲みにも行った まあ、池田はお酒 飲めないんだけど だからあの頃は 何の用事がなくても 池田に、 電話をする事が出来た 池田からかかってきた 電話にでさえ 簡単に折り返し 電話をかけれたのに 池田を好きになってから 池田と遊ぶのを躊躇った 池田と飲みに行くのも 何かしらの理由をつけて 勝手に断った。 そして今、 池田からかかってきた電話に かけ直す事が 出来ない僕がいる
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!

109人が本棚に入れています
本棚に追加