第3話

10/11
前へ
/117ページ
次へ
周りは井上さんの事を しっかり者やと よく言うけど、、、、 石「こんな井上さん 見たらしっかり者 なんかには 見えへんよな。」 そういって 近くにあった 公園のベンチに 腰を下ろしながら そんな事を 考えていた。 ほんまはあのまま 井上さんの家に 直行したかったんやけど 井上さんがどうしても 公園へ行きたいと いう事で、 こうして僕と 井上さんは公園の ベンチに腰を下ろし ぼんやり空を 眺めていた。 そんな時やった 今まで喋らんかった 井上さんがまるで 独り言のように 僕に語りかけてきた。
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!

109人が本棚に入れています
本棚に追加