第1話

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「よ、村上!」 「あ、うん」 「今日も宜しくな 俺の相方さん(笑)」 「純に任せてよ(笑)」 「やっぱ年上は 頼りになること、 さすが俺の相方」 「あはははっ」 楽屋でくつろいでいたら 池田が入ってきた。 いつものように 軽く挨拶を交わす、、、 池田にとって僕は ただの相方、 それ以上先へと 進むことはない… 僕の想いはただ 一方通行なまま いつからだっけな? 池田を好きになったの? 結成当時はただの相方で それくらいにしか 見れなかったのに いつからだろう 池ちゃんの言葉、 ひとつひとつに 胸が高鳴ったのは いつからだろう ふとした瞬間に見せる 笑顔がカッコ良くて ドキッとするように なったのは、、、 気が付けばいつだって僕は 池ちゃんばかり 見てたんだ… この時はまだ 分からなかった 正確には分からないふりを 僕はしていたんだ 池ちゃんにはもう、 彼女という大きい存在が いるという事に、、、
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