恋するキモチ

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    初めて貴方に出逢った時 正直何とも思わなかった。 言っちゃ悪いけど 特に顔が良い訳でもないし。 一目惚れするような タイプでもなかった。 だけど。 だけど、一つだけ。 貴方はいつも 笑顔だった。 どんなに辛い時も。 どんなにしんどい時も。 貴方はいつも笑顔だった。 その笑顔は優しくて。 貴方のオーラも優しくて。 いつも癒してくれた。 すさんでたあたしの心を 優しく包んでくれたんだ。 貴方は少し変わった人で。 貴方の独特の世界感に あたしは負けた。 貴方が話せば話すほど。 あたしじゃダメなんだ。 あたしの事 見てくれてないんだって。 痛い程感じた。 告白なんてしてないのに。 「なんで?」 「どうして?」 胸が。 心が。 気持ちが。 つらかった。 苦しかった。 痛かった。 自然と涙が溢れてた。 でも‥ でも、あの感覚。 情熱的な恋の始まりの。 胸の高鳴りのそれとは また違う。 静かに波打ち 押し寄せる様なざわめきを。 忘れるなんてできなくて。 あたしには貴方しか 見えてないのに。 貴方はあたしを 見てくれない。 ねぇ‥ 貴方は何を見ているの? 貴方は何を考えてるの? もっと知りたい。 もっと教えて。 貴方は‥ どうすれば あたしを見てくれるの? あたしだけじゃなくていい。 沢山の中のあたしでいいから。 お願い。 あたしを見て。 胸が痛いの。 苦しいの。 だから、お願い‥ 少しでいいから。 あたしのことも 見てください。 それと、このまま‥ ずっと好きでも いいですか?  
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