その男、巡査部長

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* 30分後、 薫『よーし終わったぜ~』 作業を終えた薫が椅子から立ち上がる。 悟『先輩、待ちくたびれましたよ~!』 薫『お前が手伝わないのが悪いんだろ?』 悟『茶でも飲んでろって言ったの先輩じゃないですか!』 薫『うっせぇ!さっさと行くぞ!』 反論する悟を引っ張り、薫は警察署を後にした。 * 車に乗り込んだ二人は、喫茶店“翠屋”へ向かっていた。 悟『ところで先輩、そのミドリヤってどんな店なんですか?』 薫『行ってみりゃわかるさ』 薫は目を閉じ、そう言った。
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