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毛利の言われた言葉に甘え、柚希はそのまま帰る事にした。
『じゃあ、お先に失礼します』
それだけ言うと、柚希は足早に扉から出て行った。
扉から出て、暗くなった道を柚希はゆっくりと歩きながらさっきまでの事を考えていた。
さっき部長なんて言った・・・?
紳士じゃないとか、愛しいとか言ってなかった??
いや、言ってたよ。しっかりしようよ私。
というか、うわーーー!!
告白されちゃったよ!!まさか!!部長から!!
柚希は顔を真っ赤に染めながら、足早にイベント会場の方へ向かった。
柚希は、花火の前に別れたままの真由子に連絡する事も忘れたまま、混乱の中、7月のイベントは幕を閉じた。
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