第2章:魔法少女?いいえ、魔銃少女です

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「彼、遺伝子レベルでミーシャと同じになってるみたい。ミーシャよりは弱いけれど、 とても近い魔力の波長を持っている。体系、筋力といった身体能力はミーシャと全くおんなじ。 要約すると」 突然立ち上がるパル。そう思うと、ピースの形にした手を俺たち二人に向けた。 「キミ達二人は双子以上にそっくり!」 機械も使わずにそんなことまでわかるんだな。 この娘、冗談ぬきでやりおる。 一方ミーシャには。 「冗っ談じゃありませんわ!」 真っ向から否定されました。 どこかのアニメで自分がもう一人いることは気持ち悪いって言っていたからなぁ。 ミーシャにとってはかなり不愉快なんだろう。 とはいっても、俺がどうする事もできないが 「外見は確かにとても美しくて、優雅で、この世の何よりも尊い私にちょこーっとは似てますわ。でも性格は一緒ではありませんわ!」 えー。なんか違くないですか。もっと気にする所があるんじゃないのか。 なんか意外と気にしてない気もするんですが、もっと気にしてくださいよ。 「んーミーシャは少し落ち着いてね。普通の変身魔法や薬による所為ではなさそうだね。だから今すぐに戻るのは無理そう。精神の浸食も心配だから、なるべくなら早く戻れたらいいんだけど」 つまり要約すると。 「今は方法が無いからどうしようもない。ということだね」 ああ、つまりあとしばらくはこのまんまなのね。 ところで精神の浸食ってどうなるんだ? 「最悪戻れなくなるね」 笑顔で言われても困るよこのロリっ娘。
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