第2章:魔法少女?いいえ、魔銃少女です

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「いいのよいいのよー。アルベール機関直属スバル図書館の館長なんてたんなるかたがきだもん」 ミーシャが俺の肩を離した。けっこう痛かったですはい。そうそう、そうだ。 「そのアルベール機関って、ここの機関のことだろ?説明がほしいんだけど」 「あれ?ミーシャせつめいしてなかったの?」 「忘れてました」 いや、一番重要だろそこ。ともかく、まずはその説明をしてほしい。 機関とか組織の説明は一番最初の方でするべきだろう。 「では説明しますわ」 そういうと、ミーシャはこの機関についての説明をはじめてくれた」 「アルベール機関……」 とミーシャが言ったところで、パルの声がそれを遮った。 よし、パルに空気クラッシャーという新しい肩書きをさずけよう。 「魔法とかの存在は見てきたと思うけど、魔法って意外と身近にあるものなんだよね。 その魔法や、それに関する事件を調査、解決したりする魔術師の集まりがこのアルベール機関なんだよ」 なんかありがちな設定ですな。そういやさっきミーシャは下級魔術師だとか聞いたな。 「でね、アルベール機関には階級が合って、実力によって下級、中級、上級魔術師って分かれてるんだよ。ま、かんたんな説明はこれでいいかな」 つまりミーシャは一番下なのね。 「あら、悪かったわね」 「実力は中級以上なんだけど性格がねー」 「館長!」 ああ、なんとなくわかります。
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