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「いいのよいいのよー。アルベール機関直属スバル図書館の館長なんてたんなるかたがきだもん」
ミーシャが俺の肩を離した。けっこう痛かったですはい。そうそう、そうだ。
「そのアルベール機関って、ここの機関のことだろ?説明がほしいんだけど」
「あれ?ミーシャせつめいしてなかったの?」
「忘れてました」
いや、一番重要だろそこ。ともかく、まずはその説明をしてほしい。
機関とか組織の説明は一番最初の方でするべきだろう。
「では説明しますわ」
そういうと、ミーシャはこの機関についての説明をはじめてくれた」
「アルベール機関……」
とミーシャが言ったところで、パルの声がそれを遮った。
よし、パルに空気クラッシャーという新しい肩書きをさずけよう。
「魔法とかの存在は見てきたと思うけど、魔法って意外と身近にあるものなんだよね。
その魔法や、それに関する事件を調査、解決したりする魔術師の集まりがこのアルベール機関なんだよ」
なんかありがちな設定ですな。そういやさっきミーシャは下級魔術師だとか聞いたな。
「でね、アルベール機関には階級が合って、実力によって下級、中級、上級魔術師って分かれてるんだよ。ま、かんたんな説明はこれでいいかな」
つまりミーシャは一番下なのね。
「あら、悪かったわね」
「実力は中級以上なんだけど性格がねー」
「館長!」
ああ、なんとなくわかります。
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