第3章:薔薇は薔薇は美しく死亡フラグ

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いきなりアルベール機関へと入れられた俺だが、あのあと特に何もないまま、ずっとミーシャの部屋で待たされた。 で、数時間待たされたあげくに入ってきたパルが放った一言。 「んじゃ、先に帰っててね!」 「は?」 「大丈夫!銃は家に届けておくからさ!ささ、帰った帰った!」 そして次にいつの間にかさっきの地下駐車場の入り口にいたわけだ。 しかも殆どいきなりつれてこられた訳だから、金も持っていない訳で。って 「ん?」 今着ているのはセーラー服。まぁ俺の学校の制服なんだが。 この服には内ポケットが存在しているようだ。というかセーラー服に内ポケットって聞いた事無いが。 その内ポケットになんか違和感が…… 服の中に手を入れて確かめてみる。 それにしても、こんな光景ミーシャに見られたら消し炭だな。 「こ、これは」 ポケットから出てきたもの、それは万札3枚とパルの手紙。 手紙には『自由に使ってね』と一言。 パル、実は天使だったのね。
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