第3章:薔薇は薔薇は美しく死亡フラグ

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「さてと、どうすっかなー」 ここは俺の住んでいる場所からは3駅ぐらいの隣町だ。 俺の住んでいる町よりは小さいが、娯楽施設が多い事で有名だ。 なら遊ばない訳がないだろう?よくある漫画の主人公なら、こんな格好恥ずかしいから早く帰りたいというのが常だが、幸いな事にスカートの中には黒いハーフパンツの様な物を着ている。 スパッツって言うんだっけな?あまりよくわからないけどパルがそう言ってたからな。 とまぁこれのお陰でスカートの恥ずかしさはあまりない。 というかそれなりにこの状況に慣れてきてしまってる自分がいる。 「なんだかなぁ」 なんとなーく自己嫌悪。はやく戻りたいもんだ。 「まぁ考えても仕方ないよな」 こんなときはゲームセンターで遊ぶのが一番だ。 そんなこんなでゲームセンターへとたどり着く。 数十台のUFOキャッチャー。メダルゲーム、クイズゲームが並んでる。 俺の行きつけのゲーセンよりも種類が豊富だ。 それよりも、俺が目指す場所はただ一つ。 「んっふっふ。これよこれ」 巨大なディスプレイ。シンボルとなっているゾンビの装飾。 赤や黒といったダークな色で彩られたそのデザインは、恐怖を表している。 そう、大人気ゲーム、ザ・ブリッジ・オブ・ザ・デッド! ショットガンやサブマシンガンでゾンビや化け物を吹き飛ばす快感ガンシューティングだ。 自慢じゃないが、俺はこういったゲームが大の得意だ。 100円あればかなりもつし、今日はサブマシンガンでセーラー服と短機関銃といきますか。 端から見て金髪少女がサブマシンガンってどうなんだろうな。 というか図書館ではバズーカ持たされそうになったけど。
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