第二章

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久しぶりに夢を見た。 家に友達が遊びに来ていて、両親もいた。 そんな夢を見たからだろうか、なんだか今日は気分が晴れない。 「おい、どうした?今日は元気ないな?」 朝、幹部の皆さんが集まっている時、お茶だしをしていたら永倉さんに言われた。 二番組の組長。 永倉新八。 「いえ、家族や友達の事を思い出してしまって……」 「あぁ、その事だが。怪我も治ったみてぇだし、帰りたいなら帰ってもいいぞ」 土方さんが言う。 ……あ。 「浦賀だろ?浦賀ならだいたいの奴が道知ってるし、誰かに送らせるぞ?」
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