第二章
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「大丈夫?」 沖田さんの声がした。 他には誰もいないみたい。 「……どこにも、居ないんですよ。こんなに空は広いのに、どんなに捜しても…」 「お父さんもお母さんも皆、生まれてすらないんですよ!!」 私はしゃがんで子供のように泣いた。 沖田さんは私の隣に座って、泣き止むまで頭を撫でてくれた。
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