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その日の午後。
「おぅ、まこと」
廊下を歩いていると、後ろから土方さんが私を呼んだ。
「一つ頼まれてくれないか?」
「…何でしょう?」
土方さんは地図の描かれた紙とお金を私に渡した。
「こいつに描いてある甘味屋で何か買ってきてくれ」
「何かって…」
「あとで皆で食うから、買えるだけな」
「はい」
じゃ頼んだぞ、そう言って土方さんは行ってしまった。
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