第二章

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* * * * * その日の午後。 「おぅ、まこと」 廊下を歩いていると、後ろから土方さんが私を呼んだ。 「一つ頼まれてくれないか?」 「…何でしょう?」 土方さんは地図の描かれた紙とお金を私に渡した。 「こいつに描いてある甘味屋で何か買ってきてくれ」 「何かって…」 「あとで皆で食うから、買えるだけな」 「はい」 じゃ頼んだぞ、そう言って土方さんは行ってしまった。
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