第三章

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町への買い出しは、必ず幹部の誰かと一緒だった。 近藤さんいわく、 『京の町は物騒だし、刀も持てぬ女子が一人で出歩くのは危険だ。まして不逞浪士や長州の奴らに襲われでもしたら一大事だしな』 だそうだ。 そして今日、一緒に出かけてくれたのは……、 「まことちゃんって【僕の小姓】っていうより、【新撰組の小姓】って感じだよね?」 沖田さん。
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