第五章

8/15
前へ
/450ページ
次へ
「総司!!どこほっつき歩いてたんだ!!!」 「…きたよ」 前から土方さんが来ると沖田さんはごちた。 「あれほど散々寝てろと言っただろ!」 「少しは気分転換させて下さいよ」 「だからってなぁ!!」 こうなると土方さんの説教は一時間は続く、だから、 「ちょっと待って下さい土方さん!」 私は土方さんに負けないように声を上げた。 土方さんはもちろん、沖田さんも目を丸くしている。 「まずは沖田さんを部屋へ連れていくのが先です」 「…それも、そうだな」 土方さんは納得したような、納得しきれていないような顔をして頷き、素直に通してくれた。
/450ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3175人が本棚に入れています
本棚に追加