41 * エピローグ

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俺ら5人は、もとは同じ時を生きていた。 だけど、バラバラになってしまったんだ。 生きる時は違っても、思うことは皆同じなはず。 精一杯生きる、ということ。 そういえば1年前のあの時も、春は呟いていた。 ― 生きなきゃ  生きていかなきゃ ― 生きるんだ。 遥か昔、武士の紅に消えていった皆が生きられなかった分。 俺は生きていかなければいけない。 宗盛さん…、 和義さん…、 俺、生きていきますから…。 精一杯生きていきます。 公園に着いて、足を進めると、懐かしい横顔が見えた。 久しぶり。 そう声をかけると、彼女は笑って 久しぶり。 って、返してくれた。 あの頃と変わらない。 今日は再び、5人が集まる。 ¨遥か時¨を越えて。    - FIN -  
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