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 平行移動させた右手で二人目の男を射撃、沈黙させる。左にいた三人目の男はすでに拳銃を手にしていた。  銃身の延長線上から弾丸の飛翔線を刹那で推測、左手を掲げる。  三人目の男が連続で三度の発砲、放たれた弾丸は俺の左手に装備された籠手に着弾する。  籠手を構成しているタングステンカーバイドの超硬度金属は鉛の弾を容易に防ぐ、着弾の衝撃は左手の強化筋肉で耐える。  諦めきれない男は奇声を発しながら銃撃を止めない、さらに飛翔する五発の弾丸を俺はまた左手で防ぐ。  九度目の発砲のため引鉄が引かれる、しかし、銃声は無い。男の使う銃はトカレフであり装弾数は八発。  弾切れだよ。  男が弾倉を入れ替える、その前に俺は疾駆して男の目前まで移動。足払いをして男の体制を崩し、転倒させる。  倒れた男を睥睨し俺は発砲。鮮血の花弁が散る。
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