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 俺が一階いた三人を撃破すると、銃声や悲鳴を聞いて上の階の者たちが異変に気が付いた。 「どうした! 何があった!?」 「おい、気をつけろ!」 「悲鳴が聞こえたぞ」 「銃声もあった、敵か!」  声は四つ、足音からすると……五人。  階段を発見して疾走、駆け上がる途中に二人が飛び出して来たため射殺、屍を飛び越えて二階へ到達。  状況を判断。残りの三人が既に銃器を持っていた、すかさず弾丸の嵐が吹き荒れる。  俺は銃撃で牽制しながら一番身近にあった柱へと身を投げて嵐を回避、銃声は止まず、柱が削れていく。  右手で握っているベレッタから空になった弾倉を引き抜き、新たな弾倉を挿入、スライドを戻して薬室に初弾を送る。  用済みとなった弾倉を遠くに投げる、敵が動く物を捕えて発砲する。囮だよ。
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