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「風牙さん。もうお着物にお着替えまして?」
今のは私の母上様、華鈴の声。
今日は婚約者との顔合わせの日。
華鈴は今日という日を楽しみにしていたようだ。
風「はい。もう出発できます。」
華鈴は私の着物姿を見て満足そうにした。
母「それでは参りましょう。風牙さん。……失敗は許されなくてよ。」
風「御意。」
私は華鈴に軽く頭を下げて応答した。
母「小龍。車の用意は出来てまして?」
華鈴は両手をパンパンッと鳴らして私の秘書…執事【煌 小龍】を呼んだ。
小龍のすぐに私達のもとにやってきた。
そして、華鈴に軽く礼をする。
拾ったの私なんだけどな…私の秘書なんだけどな…
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