生命
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ここは何もない暗いところ。 光もなければ物もない。 すべてが闇なのか、そうでないのかも分からない。 まるで無のようなところ。 どうして私はここにいるのだろう。 そんなことはわかっている。 …自分で望んだのだ。 「いっそ、自分を殺してしまえと…ね?」 「…」 「覚えていないだろうね、君自体もう記憶も何もない、無だから」 「…」 「言葉は喋れるだろう?ほら、何か言ってごらん」 「…殺して…」
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