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『高校なんかいきたくない』
それが私の本音。
でも、この御時世に中卒で雇ってくれるほど間の抜けた職業なんか無いのも事実。
だから仕方無く高校に入学した。
まぁ、演劇部ってやつに入りたかったからいいけど。
気だるい入学式が終わって、長々と担任の話しを聞いて、
聞くまでもなく私は家へ直行した。
…───
「はぁ…、疲れた。高校なんかめんどいだけじゃん。ってか、なんだよ、"我が校の生徒という自覚を持って行動を"って。何様のつもりだよ。」
明日から新しい生活が始まるのか、なんて考えてるうちに朝になった。
しっかり覚めてる目を学校という現実に戻すために、一度だけ目を瞑った。
「行ってきます。」
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