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「はい、良いのが撮れたよ。お疲れ様ー」
「ありがとうございます、お疲れ様でした」
---……やっと終わった……。
長かった気がするけど、時計を確認すれば思ってたよりも短時間で撮影は終わっていた。
---………何だ?この視線……
スタッフさんに挨拶をしていた間中、背中に感じていた視線。
「……亀?」
意を決して振り向けば、そこには見知ったメンバーの顔。
「……お疲れ、亀。あれ?亀の番って終わったんじゃなかった?どした?」
なるべく明るく言葉をかけたのに、俺を見つめる亀の表情は険しいまま。
---……俺、何かしたかな……。
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