223人が本棚に入れています
本棚に追加
「…………痛ぇ」
チカチカと眩い光に支配された視界がようやくクリアになった時、立ち上がったはずの体は気付けば床の上。
「…………ワンワンッ!!」
目の前には、心配そうに俺を見つめるミスターの姿。
「……見つめるというか、俺が見上げてるのか……」
そんな独り言を言う時間も余裕も無いクセに、何故かどこか冷静な自分がいる---……。
---……そう、俺にとってあの日のあの言葉以上に
俺を追い詰めるものなんて、無いに等しいのだから---……。
最初のコメントを投稿しよう!