第二章:謎の跡

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玲子は真剣に聞いてくれた。 玲子の顔は強張っていた。 「最近、神奈の様子が変だと思ってたけど…そんなことがあったんだ…」玲子が心配そうに言った。 玲子には俺みたいな変なことは起こらなかったらしい。 俺と玲子はしばらく話した後、寝ることにした。玲子は自分の部屋に帰っていった。 俺は恐怖で眠れないと思ったが、いつのまにか眠ってしまった。 「うわぁーー!…‥またかよ…‥」 俺はまたあの夢を見た。「くそっ!何なんだ!?何で同じ夢ばかり」 俺はどうかしてしまったのだろうか…。 と、そのとき俺は自分の目を疑った。 鏡に映った俺の顔に赤い手の跡がついていたのだ。 「何なんだよー!うおぉー!」 その異変に気付き玲子がすぐにやってきた 「大丈夫!?」 俺は玲子の声を聞いて安心した。 それから俺と玲子は、今までに起こった異様な事件に関連する出来事を調べ始めた。 しかし、めぼしい情報はなかなか見つからずあきらめかけたとき、ある新聞記事が俺の目に止まった。 『大型トラック、対向車線を走るバスと正面衝突』 「こ、これって…‥」 玲子にその記事を見せると、 「これって、あの一年前のたくさん人が死んだっていう事故だよね?何か関係があるかもしれないよ。」 「そうだな、よし!この事故現場に行ってみよう。」 俺達は、その事故現場に行くことにした。
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