第一章:意外な転校生!?

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俺は、予想だにしなかった言葉を受けて驚いた。「って事は、お前今日から家ですむわけ?」 「あったり前じゃん!あたしんちは桐校からちょー遠いじゃん!」 そりゃそうだ。玲子の家は、隣の県にある。 んっ?‥…でもまてよ、何で玲子は桐校に来なきゃいけないんだ? 「おいっ!玲子、何でお前桐校にくんだ?」 「あぁー、それはお母さんとお父さんが、2人とも仕事で海外に行くことになったからだよ!神奈によろしくっていってたよ!」 こうして、俺達の生活は始まったのだが、果たしてその生活になにが起きるのか!? 次の日玲子といっしょに登校した。 案の定、同じ高校の奴らがみんなこっちを見ている。 俺達のことをカップルだと思っているのだ。 中には「ヒューヒュー!」とか言ってくるヤツもいた。ちょっとうれしい気もする。(照) 玲子は美人だ。いとこの俺が堂々と言うのだから相当である。 男子が俺を羨ましそうに見ている。 玲子は全然気づいてない。玲子を職員室に送ってから教室に入ると、クラス中のみんなに玲子のことを聞かれた。 「お前なんでいきなり転校生と仲良くなってんだよ!?」 「俺にも紹介しろ!」 「あの子かわいいね~どこから来たの?」 「お友達になりたいな~」 俺はみんなを黙らせてから玲子がいとこであることや、この高校に来ることになった理由など詳しく話した。 クラス中の男子が俺を羨んだ。 「いいなー神奈のいとこはあんなにかわいくて」 「そういえばお前のいとこブルドックだったよな?」 「そこまでじゃねぇよ!大目に見てフレンチブルドックだ」 みんな笑った。 そんなくだらないことを話しているうちにチャイムが朝休みの終わりを告げた。
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