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☆桜、6歳の頃☆
『はい、めーちゃんきょうはどこに遊びにいきましょうか―』
*めーちゃんとは私の大事にしていた羊のぬいぐるみです
ばんっΣ!!
「桜―っ!!!今から修行に行くぞ!!」
『しゅぎょ―?パパぁなぁにそれぇ?』
「修行は修行だぁ!!さあ早く支度をしろ!!」
『うん?めーちゃんもいっしょでいいの?』
「めーちゃん?そんな腑抜けたものはいらんっ!!さぁ行くぞ―!!」
『いやーめーちゃんー!!』
こうして私とめーちゃんの仲は引き裂かれたのでした。
☆桜、10歳の頃☆
「ほら、早くいかんか!!」
『うぅΣ絶対無理!!こんな高い所から落ちたら絶対死ぬ!!』
「大丈夫だ!!お前はわしの娘だ!!こんな崖の一つや二つ」
『絶対無理だ―!!!下が川でも絶対嫌!!』
「全く、臆病な奴だ。しょうがない今回だけは」
『はぁ~(諦めてくれた)』
「許すわけなかろう!!ほらっ!!」
ドスッΣ!!
『わぁあぁあ!!Σ』
この時ほど父親に殺意を覚えた時はありませんでした。
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とまぁこんな過酷な生活をしていたら慣れるどころか、男が苦手、受け付けない身体になってしまったのです
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