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「かわいそうっ、うっ、うわぁあぁぁあん」
や、ば、い。
しんちゃんが泣いちゃったよ。
龍太郎か山ちゃんか。
どちらにせよ怒られる。
身構えてる僕に山ちゃんから予想外な言葉が。
「大丈夫だよ、すぐ泣きやむから」
「えっ、本当に?」
「まぁ、見てろって」
言われた通り見てみると、なんと!龍太郎がしんちゃんを膝の上に乗せ抱きしめてる!
「ほらー、慎、泣くな。もう中学生だろ?」
「だってー知念くんがーかわいそうでー」
そんなしんちゃんを龍太郎は背中をぽんぽんさせながら愛しそうに見てる。
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