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「2人ともなんでメレンゲ作ってんだろ…」
莉桜には黄色いメレンゲに見えたようだ。
とりあえず泡を捨て新たに作り始めた。
―
―――
―――――
「パパこっち♪」
「朝から止めてくれよ(泣)」
ゆずが歳を連れて再び台所に現れた。
「ちょうどよかった。
出来たよ♪」
莉桜は包丁で切り分けている所だった。
「…ありがと。」
歳はあまり機嫌が良くなさそうだ。
「ゆずの相手疲れた?」
莉桜も心配そうに顔を覗き込む。
「ごめんなさい。」
ゆずは歳の手を離して落ち込んでしまった。
「莉桜、お前は休んでろ。」
「えっ…」
「今日はゆずと家の事全部やるから。」
莉桜は驚きで持っていた包丁を落としそうになった。
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