88人が本棚に入れています
本棚に追加
「おはよー。」
莉桜が疲れた表情で起きて来た。
「寝れなかったのか?
クマひどいぞ。」
「諦めた。
30にもなればそうなるよ。
それより朝からどうしたの?」
「あわ―♪」
莉桜は違和感を覚え台所に向かう。
「あの…」
ボールに浮かぶ泡に唖然とする。
「だし巻き…卵…もどき?」
歳も思わず愛想笑いしてみる。
「分かった。
作ってあげるからあっち行ってて。
ゆずはパパと遊んどいで。」
「パパ、行こう♪」
ゆずに手を引かれ歳は後ろ髪を引かれるように台所を去った。
最初のコメントを投稿しよう!