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名前が呼ばれた。 低い声だから、男だろう。 "男"と分かると余計に振り返ることができなくなった。 「花ノ院 響鈴様ですか?」 優しく、やわらかい声。 この声・・・・・・。 どこかで聞いたことある・・・・・? 知ってる声。 カツッ カツッ 足音が段々と大きくなってくる。 近づいてきている・・・・!!? フワッ 声の主の手が響鈴の肩に触れた。 嘘・・・・・!!? 「やだぁっ!!ふ、風輝ぃっ―――――っ!!」  
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