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響鈴は大輝の方へ視線を向ける。 大輝は真剣な表情で響鈴を見つめていた。 「だ、大輝・・・・?」 いつもと違う、真剣な表情で見つめられている響鈴はどきっとする。 「あの人には・・・・・。咲ノ川会長には関わらない方が良いです」 「・・・・なんで?」 大輝の言葉が気に入らなく、響鈴はいつもより低めの声で聞き返す。 「とにかく、関わらない方が響鈴様にとっても良いはずです」 大輝は淡々と話す。 さっきとは全く違う・・・・話し方。 「そんなこと・・・・。あなたに決められる筋合いはないわ」 響鈴は、立ち上がる。 そして、校内に入ろうと歩きだす。 「響鈴様っ!!私の言葉を・・・!!」 「わたしが・・・・!!わたしが、"関わる"か、"関わらない"かを決めるわ!!あなたが決めることではないでしょうっ・・・・・!!?」 響鈴はそう言うと、校内に入り、教室に向かって歩きだす。 「響鈴様!!!」 大輝が名前を呼んで呼び止める声が聞こえたが、響鈴は無視して歩いた。  
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