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「全く君は、学校ついて一時間目前に保健室なんて、おませさんね」
「違うから。ただ単に、鼻血と高熱が今日学校が終わる頃まで止まらないので来ただけだ。」
「何でそんな事わかるのよ?確かに熱や鼻血は止まってないけど。それより敬語をしっかり使いなさい」
「イヤだし。そんなめんどいし、堅苦しいこと。それより、鉄分の薬ちょうだい」
「くださいませんか、でしょ?」
「はぁ……くださいませんか?」
「よろしい。素直な子は嫌いじゃないわよ。はい、お薬」
「あんがと。………それより外にいるあのバカな男子共をどうにかしてください」
保健室は一階にあって、窓をみると複数の男子が群がっていた。
しかも、何故か俺を光を失った瞳でじーっと見てくるし。
「そんな事言ったってねー……私が美人だからしょうがないわよ。ねっ☆」
うわっ、自分でああいった上にウィンクしてるし。
確かに、保健室の先生、木下 美菜[きのしたみな]は美人だ。
しかし、俺は興味なんてまっさらない。
「んじゃあ、ベット借りるから。お休み」
「んもう、連れないわねぇー。そんな事言ってると襲っちゃうぞ」
「やってみろ。すぐに訴えて、監獄にぶち込んでやる」
「もう、君はすぐに……………」
そろそろ熱がでる頃なので、しかとしといて寝ることにした。
今日の鉄分足りるかな?
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